あなたの会社では、どのくらい企業と提携して活動を行えていますか?
自分一人ではできないことを実現できるようになるのがグループで動く強みです。
私自身もコンサルタントとして、全国各地のコンサルタントと協力してコンテンツの作成をしてみたり、共同でセミナーをしてみたりと集客面でも商品コンテンツの強化の面でも大変心強く感じています。
これはあなたの会社も同じです。どうしても自社が抱えている弱い点に目を逸らしがちですが、こういった問題を解決してくれる方法がグループ協力して活動することになります。
ではどのような会社と提携を組めば、事業が発展していくでしょうか?
ここでは、事業提携の仕方と、どういった業種と提携すれば、業績を伸ばしていけるのかをお伝えしていきます。
目次
あなたの提携している会社はどのような会社?
あなたがもし他の会社と提携しているのであれば、その相手の会社はあなたにとってどんな問題を解決してくれているでしょうか?自分の専門分野と同じ分野の会社でしょうか?または、全く違う分野でしょうか?
どんな分野であれ、提携することによってマイナスな影響を与えるような関係性になることはそうそう無いと思います。
ここでよくある「もったいない間違い」は、同業種、同じようなサービスを提供している会社だから全て競合と考えてしまうことです。
同業種でも、あなたの会社の持っている強みと、他社の強みが同じだとは限りません。そうであれば、自社の弱みをカバーできるような会社があれば、それは仲間にしてしまえば自社の強みにも変えていけるのです。
それ以外に提携できる会社はないか?
あなたが思っている以上に、協力して仕事をこなせばビジネスの幅が広がるような会社は沢山あります。提携を考える時のポイントは、あなたのお客さんをしっかり考えることです。
あなたのお客さんが、あなたのサービスを受けた時に同時に受けているようなサービスをリサーチしてみましょう。もしそういったサービスがあるようであれば、その会社があなたの提携すべき会社です。
例えば、引越し業者であれば、家具販売の会社と提携して新生活に必要な新たな商品を引越しの際に案内する事であったり、いらなくなった家具の引き取り、廃品回収業者と提携する事によって、お客さんの手間も省けるし、あなたも紹介から新たな収益を生み出す事ができるのです。
提携することの意外なメリット
売上が思わぬ形でアップ!
これは、引越しをするときにお客さんが同時に何をするのかを考えたら、自然とこのようなサービスを利用する事はわかると思います。買う予定がなかったとしても、このような案内が来たら商品の購入を促すことによって購買意欲を掻き立てられ、購入につながるかもしれません。
こういった形で、普段販売していないような場所にも「いますぐ買いたい」、「買おうか悩んでいる」といったお客さんはいます。お客さんの目の前に商品を持ってきてあげているわけなので、通常より購入に至るケースが増えてくるわけなんです。
潜在的にある悩みや欲求に対してあなたの会社から、他社の製品の案内をすることで新たな販路を作り出すこともできるということです。
提携の仕方の成功事例
グループで動くことによる成功例①
この他にも同じような会社同士で協力して成功した例をご紹介します。
ここで紹介するのは、大きな事業を展開していく際に、自社では到底作業量が補えない場合についての方法です。
これは、実際にあった話になりますが、大企業に複数人でコンサルしてきた例です。
大企業ほど一人でコンサルティングするのが大変なところはありません。
しかし、グループで活動することにより、自分の弱いところをカバーすることが可能なので、契約に至るまでのセールスパートを他の人に任せて、自分はコンテンツ作りに専念、そしてさらにそれをプレゼンテーションするのが得意な人に任せるといったモデルで動いている事例があります。
契約後もそれぞれの得意分野を生かして業績を上げていっているという例なのですが、大成功を収めています。
一人一人で行動していたら絶対に契約に至っていなかったでしょうし、契約後も思ったような成果は挙げられていなかったでしょう。
作業分担が強みをさらに際立たせる
人は必ず得意な分野と苦手な分野が存在します。ならば、自分の得意な分野に集中することが一番成果が上がる方法なのです。そこに集中できればパフォーマンスもさらに向上し品質の良いものが提供できるのです。
苦手なところを必死に頑張ることも大事ですが、得意な人に任せた方が時間的にも金銭的にも大事だということをしっかり覚えておきましょう。
これは、コンテンツを作成するにしても、他の何の作業をするにしても言えることですが、自分の強みが発揮出来る箇所以外は、他の強みを持った人と一緒に作り上げていった方がリリースまでの時間も短縮できるし、強みにだけ集中できるのでコンテンツの質も向上していくのです。
グループで動くことによる成功例②
顧客の悩んでいる自分の分野とは違うニーズを満たす会社との提携をする方法を紹介します。
冒頭の引越しの業者は、他のサービスとうまく結びつけた良い例になります。
ここで紹介する成功事例は、婚活イベンターと、結婚式場の業務提携の例です。
簡単な話、イベンターが婚活からカップルになった後に、結婚までの流れを作ってあげて、結婚式場を紹介してあげてそこで紹介料をもらうといったものです。
「なーんだそんなことか」と思われたかもしれませんが、意外とここをしっかり繋げてあげられなくて本来取れるであろう収益を取りこぼしてしまっている事が多いのです。
よく考えてみてください、ここで紹介をしなかったら自分達で探して、結婚式を挙げることになるか、費用面で簡単な結婚パーティーで済ませてしまうカップルが出てくるかもしれません。
こういったところに、ニーズに合わせた提案をしてあげられたら、それが収益になってくるのです。
専門家であるあなたは当たり前と思っているかもしれませんが、一般の人から見ると全くわからないことなんてたくさんあるのです。
もし、少額で済ませられる結婚プランがあれば、そこで式を挙げてみようと思うかもしれませんし、知らないと損してしまっていることを教えてあげるだけでもお客さんの満足度を上げることが出来るのです。
こういった事を教えてあげられる関係に婚活イベンターはいるわけなんですから、つないであげた方がお客さんにとっても良いですし、結婚式場とも互いにWin-Winな関係なのです。
まとめ
業務提携と言ってしまえば、決まりきった概念で捉えられていまいがちですが、お客さんの悩みを解決してあげられる商品・サービスを探してみると意外と簡単に協力していける会社は見つかってくるものです。
ぜひあなたもグループで動く強みを体感してみてください。