あなたが行っているビジネスが何であれ、
お客さんがいないことにはビジネスは成り立ちません。
小さな会社ほど、お客さんとの付き合い関係は良好に保っていないと
大企業と同じやり方では成功できませんし、どんどんお客さんを取られてしまう結果になってきます。
そしてこの流れは、インターネットの普及により、どんどん加速しています。
ここでは、小さな会社が行うべきお客さんとの付き合い方の3つのポイントについてお伝えしていきます。
目次
よくある間違った付き合い方
付き合い方が間違っている
小さな会社ほどお客さんとの関係は良好に保つ必要があるとお伝えしましたが、お客さんとの関係をしっかり作れていない会社がほとんどです。
よくある間違いの一つは、一回サービスを利用してくれたお客さんに対して何のアクションも起こしていないということです。
よほど会社の魅力がない限り、お客さんに何のアクションも起こさなかったら、同じようなサービスを提供している会社にお客さんを取られてしまいます。
大企業と同じような商品・サービスを扱っているのであれば、
ここを押さえておかないとお客さんがどんどん付き合いがなくなり、他の会社に流出している状態になってしますのです。
なぜそんなことが起こっているのか
それはお客さんをたくさん集めないと、収益が上がらないと考えてしまっていることが大きな要因です。
よく聞くことは、「チラシでたくさんお客さんを獲得したい」、「テレビに出るとお客さんがたくさん集まるからテレビに取り上げられたい」と言った新規の集客にばかり焦点を置いてしまっていて、一度来てくれたお客さんへの対応がないということが原因なのです。
なぜ新規集客に固執してしまうのか
テレビに出ていたりすると一見人気店に見えますし、実際そうである場合がほとんどです。お客さんがひっきりなしに来てくれているというイメージができてしまっているので、テレビに出たり、たくさんお客さんが集められるチラシがあれば、経営が安泰と思ってしまいがちなのです。
新規集客に固執してしまう会社が多いのも、これが原因の一つになっているのです。
実際にメディアの力をよく使っていたけど、そのまま倒産してしまった会社も数多く見てきました。これは、自社商品・サービスの魅力が足りなかったことも原因としてあげられるとは思いますが、お客さんとの継続した関係性を作れなかった結果だと考えられます。
では、お客さんと継続して取引してもらうにはどのようなことを考えていかないといけないのか、正しい付き合い方の3つのポイントをお伝えしていきます。
正しい付き合い方3つのポイント
お客さんと何度も接触する
「お客さんと何度もあって仲良くなりましょう!」
というものです。
これは単純接触効果という心理現象でもあります。接触回数が多ければお客さんと仲良くなれるといった心理現象で、美容室がよい例として取り上げられます。
あなたも毎月1、2時間くらいしか会わないのに仲良くなっているなんて経験はありませんか?
これは何度も接触することによって、信頼関係が構築できたよい例で、1日12時間会うよりも、毎月1時間といった短い時間であっても1年間来てもらう方が関係は構築できるということです。
もちろん直接会うだけが接触する手段ではありません。
いろいろな媒体を使って付き合いを広げる
もちろん来てもらうことが困難な場合は、電話でアポイントを取ったり、定期的にお客さんに手紙やメールを配信することで関係づくりを行っていくといった方法で、お客さんの欲しがっている情報を常に提供していくことが重要になってきます。
お客さんは一度連絡したくらいでは、あなたが送ったメッセージに気づかない場合が多いのです。
このことを理解して様々な手法でお客さんに来てもらう・商品を購入してもらう機会を増やしていきましょう。
お客さんの求めるものを正しく提供する
お客さんが欲しがっているものが何も本当にお客さんが欲しいものではないということをぜひ考えてみてください。
例えば、ハウスクリーニングを例に挙げると
お客さんは「汚れたものをキレイにして欲しいから依頼してくる」けれども、本当に欲しがっているのは「掃除をしなくても良い環境」だっだりします。
毎年頼むのも何だかお金がもったいないし、自分で簡単に掃除できればその方がいいのです。
ならば、掃除の手間の省けるサービスを提供することも考えるべきです。
これはどんな業種にも言えることですが、何もお客さんから注文されたものが本当にお客さんが欲しいものとは限らないのです。
以上のような3つのポイントを押さえてお客さんとの関係を良好に保てるようにしっかりと取り組みを行っていきましょう。
いきなり全て行う必要はありませんので、取り入れられるところを少しずつ取り入れていきましょう。
お客さんの流出を防ぐ
一度来てくれたお客さんは、継続して取引してもらえるようにしっかりと取引していきましょう。
(新規客)−(流出客)=(現在の客数)
流出するお客さんが少なければ、新規を獲得する費用も少なくてすみます。
お客さんとの関係性を深めることは、売り上げアップの近道にもなりますので是非実践してみてください。