
濵田です。
今日はひとつ、
最近の出来事をシェアさせてください。
先日、
とあるクライアントさんが
初めて商品説明の場で
「正直なこと」を話しました。
この方は40代。
個人でビジネスをしていて
発信や集客はしっかりやっているのに
なぜかセールスになると
止まってしまう時期が続いていて。
ヒアリングのとき、
ふとこんなことを言われました。
「本当は、あんまり売りたいって思ってないんです」
……いや、それじゃ売れるわけないよね、って話なんですが。
でも、
よくよく聞いてみると
売りたくないんじゃなくて、
「これ、本当に価値があるって言い切っていいのかな…」
という自信のなさが根っこにありました。
実際には
成果が出ているお客さんもいて、
「助かった」「変われた」と言ってもらえている。
なのに
自分の言葉で
その価値を語るのが怖かった。
そこで伝えたのは、
「だったら、いっそそれを言ってみたらどうですか?」
という提案でした。
完璧な商品じゃないかもしれない。
成長途中かもしれない。
でも、
今の自分ができる全力でサポートするつもりです。
だから、合う人にだけ受けてほしい、、、
そんな気持ちを、まるごと正直に伝えてみよう、と。
で、実際にそのまま話してもらいました。
自信のなさも含めて、自分の言葉で。
すると、
そのセッションで2件
成約が決まりました。
終わったあとに、
ポツリとこぼした
メッセージが印象的で。
「売れたことも嬉しいけど、なんか、ちゃんと伝わった気がしました」
これって、
すごく本質だなと思っていて。
今の時代
情報もスキルもあふれてるから
それっぽい言葉はいくらでも書ける。
でも、お客さんが反応するのは
うまく飾ったコピーじゃなくて
その人の「にじみ出る本音」だったりします。
特に
売ることに苦手意識がある人ほど
ちゃんとしようとしすぎて
温度、熱量が消えてしまう。
でも、伝わるのは“うまさ”より“熱量”です。
セールス研修に入っている会社でも
テンプレ通りに話す中堅より
商品が好きで仕方ない新人の方が売れてます。
これ結構抜け落ちてしまってます。
もし、
どこかで止まってしまっている方がいたら
「言ってないこと」があるのかもしれません。
実は
自分でブレーキをかけているその言葉こそ
お客さんに一番響くものだったりするから。
遠回りしてきた人ほど
その「正直さ」が一番の武器になる。
そんなことを
改めて感じた出来事でした。
参考になれば嬉しいです。